はしどい

学名  Syringa reticulata (Ligustrum reticulata)
日本名  ハシドイ
科名(日本名)  モクセイ科
  日本語別名  キンツクバネ、ヤチカバ、エゴ、ドスナラ
漢名  網脈丁香(モウミャクテイコウ, wăngmài dīngxiāng)
科名(漢名)  木樨(ボクセイ,mùxī)科
  漢語別名  
英名  
2007/03/29 神代植物公園 2007/04/15 同左
2007/05/12 同上
2007/05/20 同上
2007/06/02 神代植物公園
2007/06/28 同上 2007/10/04 同左

 ハシドイ属 Syringa(丁香 dīngxiāng 屬)には、東アジア・極東ロシア・ヒマラヤ及び東歐に約12-20種がある。

  S.× chinensis(北京丁香・華丁香・什錦丁香)
 S.persica と S.vulgaris の雑種 歐洲原産
  ヒマラヤハシドイ S. edmodi
  ホソバハシドイ S. fauriei 一説に S.reticulata subsp.amyrensis のシノニム
  S. giraldiana(秦嶺丁香)
  コバノハシドイ S. meyeri(藍丁香)
北京・西安などで観賞用に栽培
    var. spontanea(小葉藍丁香)
遼寧産
  S. oblata

    var. affinis(白丁香)
 広く長江以北で栽培 『中国本草図録』Ⅰ/0262
    ヒロハハシドイ subsp. dilatata(S.dilatata)
朝鮮・中国東北産
    var. giraldii(毛紫丁香)
陝甘・湖北・遼寧・吉林・黑龍江産
    オニハシドイ var. oblata(紫丁香・華北紫丁香・龍梢子)
         
華北・遼寧・吉林・黑龍江・西北・四川産 『中国本草図録』Ⅳ/1796
  ペルシャハシドイ
(ペルシャライラック) S.× persica(花葉丁香)
         
交雑種 地中海地方・西&中央アジア原産
  S. pinetorum(松林丁香) 
四川・雲南・チベット産 『雲南の植物Ⅰ』203
  トネリバハシドイ S. pinnatifolia(羽葉丁香)
陝甘・青海・四川産
    var. alashanensis(賀蘭山丁香・山沈香) 『中国本草図録』Ⅹ/4793
  シナハシドイ S. pubescens(巧玲花・雀舌花・毛丁香) 華北産 『中国本草図録』Ⅵ/2781
    
チャボハシドイ subsp. microphylla(S.microphylla;
         小葉巧玲花・小葉丁香・松林丁香)
         
華北・陝甘・寧夏・青海・湖北・四川・雲南・チベット産 『雲南の植物Ⅰ』203
    ウスゲハシドイ subsp. patula(S.velutina, S.patula, S.palibiniana;
         關東巧玲花)
朝鮮北部・吉林・遼寧産
  シセンハシドイ S. reflexa
四川産
  S. reticulata
    マンシュウハシドイ var. amurensis(var.mandshurica, S.amurensis;
         暴馬丁香・暴馬子・靑杠子・白丁香)
 『中国本草図録』Ⅰ/0263
         
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・極東ロシア産
    ペキンハシドイ var. pekinensis(S.pekinensis・北京丁香・山丁香・臭多羅)
         
華北・内蒙古・陝甘寧夏・四川産
    ハシドイ var. reticulata(網脈丁香)
    ケオオバハシドイ var. tatewakiana
  ベニハシドイ
(ウスゲシナハシドイ) S. villosa(紅丁香)
         
河北・山西産 『中国本草図録』Ⅳ/1797
    ハナハシドイ subsp. wolfii(S.wolfii, S.robusta;遼東丁香)
         
朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江産 『中国本草図録』Ⅳ/1798
  ムラサキハシドイ
(ライラック) S. vulgaris(洋丁香・普通丁香・歐丁香)
  ウンナンハシドイ S. yunnanensis(雲南丁香)
         
四川・雲南・チベット産 『雲南の植物Ⅰ』203・『雲南の植物』185 
   
 モクセイ科 Oleaceae(木樨 mùxī 科)については、モクセイ科を見よ。
 和名ハシドイは、もと木曾の方言という。「和名ノ意予之レヲ解シ得ズ」(『牧野日本植物図鑑』)。
 属名 Syringa は、ギリシア語 syrinx(笛)に由来し、茎の髄を抜いて笛としたことから。
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・千島に分布。
 埼玉県では絶滅危惧ⅠB類(EN)。
 中国では、マンシュウハシドイの幹・枝を薬用にする。 『全国中草葯匯編』上/916-917

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