辨 |
イワナンテン属 Leucothoe(木藜櫨 mùlílú 屬)には、東アジア・インドシナ・ヒマラヤ及び北米に約5-7種がある。
L. grayana(Eubotryoides grayana)
ハナヒリノキ var. grayana(毒嚏木)
ウラジロハナヒリノキ(コシノハナヒリノキ) var. hypoleuca
エゾウラジロハナヒリノキ(ヒロハハナヒリノキ) var. glabra
ヒメハナヒリノキ var. parvifolia
ウスユキハナヒリノキ var. pruinosa
ハコネハナヒリノキ var. venosa
L. griffithiana (尖基木藜櫨) 雲南・チベット・ヒマラヤ産
イワナンテン L. keiskei 本州関東南部・中部南部・紀伊半島産
L. tonkinensis (圓基木藜櫨) 雲南・ベトナム産
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ツツジ科 Ericaceae(杜鵑花 dùjuānhuā 科)については、ツツジ科を見よ。 |
訓 |
「葉ヲ粉末ニシテ鼻ニ入ルレバ嚏ヲ發ス、故ニ此和名アリ、はなひりハ嚏ノ事ナリ、故ニ又くしゃみのきノ名アリ」(『牧野日本植物図鑑』)。 |
小野蘭山『本草綱目啓蒙』13(1806)木藜蘆に、「ハナヒリノキ アクシヨギ加州」と。 |
説 |
北海道・本州(近畿以北)・千島・樺太に分布。
有毒植物。 |
誌 |
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