からすうり (烏瓜) 

学名  Trichosanthes cucumeroides (T.cucumeroides var.globosa, Y.cucumeroides var.stenocarpa)
日本名  カラスウリ
科名(日本名)  ウリ科
  日本語別名  タマズサ(玉梓)、ムスビジョウ(結状)、グドウジン
漢名  王瓜(オウカ,wángguā)
科名(漢名)  葫蘆(コロ,húlu)科
  漢語別名  假栝樓(カカツロウ,jiagualou)、土瓜(ドカ,tugua)、苦瓜蓮、吊瓜
英名  Japanese snake gourd
2004/07/12  小平市
2006/08/21 秋が瀬公園
2005/10/01 清瀬市中里

2008/10/09 入間市宮寺
2004/11/21 武蔵嵐山

 カラスウリ属 Trichosanthes(栝樓 guālóu 屬)には、東&東南アジア・インド・オーストラリアに約100-110種がある。

  ヘビウリ T. anguina (T.cucumerina;蛇瓜・蛇豆;E.Snake gourd)
  T. baviensis(短序栝樓)
 雲南・貴州産 
  ムニンカラスウリ T. boninensis(T.ovigera var.boninensis)
 小笠原産 
  アンナンカラスウリ T. costata(Gymnopetalum chinense;金瓜)
両広・雲南産 
  T. cucumerina(瓜葉栝樓)
 雲南・広西・ヒマラヤ・インド・インドシナ・マレーシア・豪州産 
  カラスウリ T. cucumeroides (王瓜・假栝樓)
  T. dioica
インド・ネパールの温帯で食用に栽培
  T. dunniana(糙點栝樓)
 西南産 『雲南の植物Ⅱ』91・『中国本草図録』Ⅹ/4878
  T. himalensis (喜馬拉雅瓜樓・實葫蘆)
  イモノハカラスウリ T. homophylla(芋葉栝樓・全葉栝樓)
 臺灣産 
    イシガキカラスウリ var. ishigakiensis(T.ishigakiensis)
 琉球産 
  T. hylonoma (湘桂栝樓・圓子栝樓)
 湖南・広西・貴州産 
  T. kerrii(長果栝樓)
 広西・雲南・タイ・印度産 『雲南の植物Ⅲ』68
  T. kirilowii
    チョウセンカラスウリ var. kirilowii(栝樓・瓜樓・瓜蔞・藥瓜)
    キカラスウリ var. japonica(T.japonica)
  オオカラスウリ T. laceribractea(T.sinopunctata, 長萼栝樓)
        
臺灣・江西・湖北・両広産 『中国本草図録』Ⅹ/4879
  T. lepiniana (馬干鈴栝樓)
 雲南・チベット・シッキム・インド産 
  リュウキュウカラスウリ T. miyagii
 奄美・琉球産 
  モミジカラスウリ T. multiloba(多裂栝樓)
        日本(本州紀伊半島以西・四国・九州)・中国(兩廣・四川)に分布。
        
果実・果皮・種子を薬用、『中薬志Ⅱ』pp.344-352
  T. obtusiloba (金絲蓮)
  
  T. pedata (趾葉栝樓・叉指葉栝樓・土花粉・山苦瓜)
        
江西・湖南・両広・雲南・越南産 『中国本草図録』Ⅸ/4351
  ケカラスウリ T. pilosa(T.rostrata, T.ovigera var.ovigera;全緣栝樓)
        
鹿児島・琉球・臺灣・中国(両広・雲貴)・東南アジアに分布 
  シマカラスウリ T. quinquangulata (五角栝樓)
 臺灣・雲南産 『雲南の植物Ⅲ』68
  トウカラスウリT. rosthornii(中華栝樓・栝樓・瓜蔞・藥瓜)
 陝甘・湖北・江西・西南産 
  T. rubriflos (紅花栝樓) 
両広・貴州・雲南産 『雲南の植物Ⅲ』68・『中国本草図録』Ⅴ/2338 
  T. scabra(Gymnopetalum scabrum;風瓜)
両広・雲貴・東南亜・インド産 
  T. xinopunctata (長萼栝樓)
  T. truncata (截葉栝樓・大子栝樓)
 両広・雲南産 
  T. uniflora (雙邊栝樓)
 『中国本草図録』Ⅶ/3360
  T. wallichiana(薄葉栝樓)
 雲南・チベット産 『雲南の植物Ⅱ』91 
   
 ウリ科 Cucurbitaceae(葫蘆科)については、ウリ科を見よ。
 別名のタマズサ・ムスビジョウは、種子の形から。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』14(1806)王瓜に、「カラスウリ タマヅサ キツネノマクラ丹波 ゴウリ筑後 タマヅサゴウリ筑前 ムスビゼウ阿州 グドウジ土州 チヤウチゴフ豫州」と。
 属名は、ギリシア語 thrix(毛)と anthos(花)の組合わせ、花冠が毛のように細裂することから。
 日本(本州東北地方南部以南・四国・九州)・臺灣・中国(江蘇・浙江・湖北・雲南)に分布。
 塊根を土瓜根(ドカコン,tuguagen)・王瓜根(オウカコン,wangguagen)と呼び、種子を王瓜仁(オウカニン,wanguaren)と呼び、いずれも薬用にする。
 また、キカラスウリの代用として、根から天花粉(テンカフン,tianhuafen)を採り、江浙地方では果実・種子を栝樓とする。
 『礼記』「月令」四月に、「王瓜生ひ、苦菜(くさい。ケシ・アザミなどの苦味のある草) 秀づ」と。
 『大戴礼』「夏小正」四月に、「王萯(わうふ。カラスウリ) 秀(ひい)づ」と。
 『爾雅』釋草に、「蔩(イン,yin)、菟瓜(トカ,tugua)」と、郭璞注に「菟瓜、似土瓜(ドカ,tugua)」と。

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