さるなし (猿梨)
学名 |
Actinidia arguta var. arguta |
日本名 |
サルナシ |
科名(日本名) |
マタタビ科(サルナシ科) |
日本語別名 |
ハシカズラ、イカダムスビ、コクワ、シラクチ・シラクチヅル、ミズヅル、ヤブナシ |
漢名 |
軟棗獼猴桃(ナンソウビコウトウ, ruănzăo míhóutáo) |
科名(漢名) |
獼猴桃(ビコウトウ,míhóutáo)科 |
漢語別名 |
軟棗子(ナンソウシ,ruănzăozĭ)、藤瓜(トウカ,tenggua)、獼猴梨 |
英名 |
Tara vine |
2007/04/10 小石川植物園 |
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2010/05/28神代植物公園 |
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辨 |
Actinidia arguta には、次のような種内分類群がある。
サルナシ var. arguta(軟棗獼猴桃)
サビサルナシ f. rufinervis
ウラジロマタタビ var. hypoleuca 本州関東以西・四国・九州産
var. nervosa(凸脈獼猴桃)
var. purpurea(紫果獼猴桃)
var. giraldii(陝西獼猴桃)
var. cordifolia(心葉獼猴桃)
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マタタビ属 Actinidia(獼猴桃 míhóutáo 屬)の植物については、マタタビ属を見よ。 |
訓 |
日本では、深江輔仁『本草和名』(ca.918)獼獲に、「和名之良久知」と。源順『倭名類聚抄』(ca.934)獼猴桃に、「和名之良久知、一云古久波」と。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)29獼猴桃に、「シラクチ和名鈔紀州奥州 コクハ紀州 コクヲウ同上 コクハ南部 ヤマナシ ヤブナシ濃州 チンピラリ上州 リンロク同上 ナシカヅラ薩州 ゴツカウ同上 カナカヅラ藝州広島 ヲモリコブノコ阿州 ニキヤウ羽州」と。 |
説 |
果実は広楕円形、先は尖らない。一部の葉が白変することはない。
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日本(北海道~九州)・朝鮮・中国(東北・華北・山東・安徽・浙江・雲南)・極東ロシアに自生。 |
誌 |
果実は生食または果実酒に。蔓は、腐りにくいので吊橋や筏の材とした。
根・果を薬用にする。 |
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