さんざし (山楂子) 

学名  Crataegus cuneata
日本名  サンザシ
科名(日本名)  バラ科
  日本語別名  
漢名  野山樝(ヤサンサ,yěshānzhā)
科名(漢名)  薔薇(ショウビ,qiangwei)科
  漢語別名  紅果子、山裏紅・山裏果、小葉山樝・南山樝・藥山樝、朹
英名  
2006/03/26 薬用植物園

2006/04/16 同上

2007/05/10 同上
2008/05/04 薬用植物園

2007/05/26 同上

2007/06/20 同上 2007/07/21 同左

2007/10/08 同上

 サンザシ属 Crataegus(山樝 shānzhā 屬)の植物には、北半球の温帯に約200種がある。
  (無融合生殖を行う)。

 東アジアには次のようなものがある。
   C. altaica(阿爾泰山樝)
   クロミサンザシ
(エゾサンザシ) C. chlorosarca(C.jozana;綠肉山樝)
         
 日本(北海道・長野県菅平)・樺太・カムチャツカに分布
   C. chungtienensis(中甸山樝)
 『雲南の植物Ⅰ』129
   サンザシ C. cuneata(野山樝・南山樝)
   C. hupehensis(湖北山樝・猴樝子)
山西・河南・陝西・両湖・江蘇・浙江・江西・四川産 
   C. kansuensis(甘肅山樝)
 河北・山西・陝甘・貴州・四川産 
   オオバサンザシ
(アラゲアカサンザシ) C. maximowitzii(毛山樝)
        
 日本(北海道根室)・朝鮮・中国(東北)・樺太・シベリアに分布
   オオサンザシ
(コサンザシ) C. pinnatifida(山樝) 『中国本草図録』Ⅰ/0097
     オオミサンザシ var. major(山裏紅・大山樝・北山樝・紅果・酸梅子)
   C. sanguinea(遼寧山樝・遼山樝)
 東北・河北・内蒙古・新疆産 
     var. glabra(光葉遼寧山樝) 『中国本草図録』Ⅸ/4159
   C. scabrifolia(雲南山樝・雲樝・山林果) 『中国本草図録』Ⅹ/4624
   C. wattiana(瓦特山樝)
   C. wilsonii(華中山樝)
 陝甘・両湖・浙江・西南産 

 ヨーロッパには、次のようなものがある。
   セイヨウサンザシ C. laevigata(C.oxyacantha;E.English hawthorn, Mayflower)
   ヒトシベサンザシ C. monogyna(E.Common hawthorn, Mayflower) 
    
 バラ科 Rosaceae(薔薇科)については、バラ科を見よ。
 樝(サ,zhā)・楂(サ,zhā)・柤(サ,zhā)は、同字として通用している。いずれも果木の名、樝子はクサボケ。榠樝(ベイサ,míngzhā)はカリン、山樝(サンサ,shānzhā)はサンザシ
 ただし楂を chá と読むときは、いかだ、または木の切り株。
 漢語の山樝子・山楂子は、山樝(オオサンザシ)の実。
 和語の山楂子は、サンザシの実。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)26山樝に、「サンザシ通名 閏月ウメ種樹家、今ハヨバズ」と。
 属名は、ギリシア語「力 kratos」「持つ agein」に由来、材が堅いことから。
 中国(陝西・河南・華東・兩廣・兩湖・両広・西南)に分布。
 日本には享保19
(1734)年に薬用として入り、今日では各地で庭木として栽培する。
 牧野は 果実は「食べられないが、薬用になる」というが、『中国高等植物図鑑』には「果は生で食い、酒を醸しあるいはジャムを作る。若い葉は茶の代用とする。果実は薬用にする」云々とある。
 中国では、同属の植物のうち、オオサンザシオオミサンザシ・サンザシの果実・根・葉を薬用にする。『中薬志Ⅱ』pp.8-14 



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