キリシマツツジ R.×obtusum は、江戸時代に、九州の霧島地方に産するヤマツツジから作られた園芸品という。元禄(1688-1704)時代に江戸に齎され、多くの園芸品種が生み出された。
クルメツツジ R.×octusum 'Sakamotoi' は、天保(1830-1844)年間より久留米においてキリシマツツジとサタツツジから作られた園芸品の総称。
サタツツジ R.sataense は鹿児島県東部(霧島南部~大隅半島)に野生するが、野生品とキリシマツツジ、クルメツツジとの間は区別しがたいという(『改訂新版
日本の野生植物』)。
|