平林寺 

地番  埼玉県新座市野火止3丁目1078番地ほか
宗派  臨済宗妙心寺派
交通手段  JR武蔵野線・新座駅―徒歩25分
 
(跡見学園女子大学新座キャンパスから約35分)
 新座市野火止にある寺院。山号は金鳳山。
2005/04/17 (半僧坊大祭の日)
総門 仏殿
 もと岩槻にあり、岩槻城主大田氏(太田道灌(1432-1486)の一族)の創建と伝えられる。
 江戸時代に入り、川越藩主松平信綱
(1596-1662)は、これを領内に移すことを宿願としたが果さず。その子輝綱は、寛文3年(1663)願い出て平林寺を現在の地に移し、松平家代々の菩提寺とした。
松平信綱の墓
 ここは武蔵野の真ん中。
 松平信綱によって明暦元年
(1655)野火止用水(伊豆殿堀)が引かれるまでは、このあたりはたまに野火を入れられるだけの、人気の少ないススキが原であった。
 (平林寺も、野火止用水の支流平林寺堀に水を頼っていた。)
野火止用水(伊豆殿堀)
伊豆殿堀(本流) 平林寺堀
 野火止用水が引かれると、この地に野火止新田が開かれ、里山としての雑木林が形成された。いわゆる武蔵野の雑木林である。
 広大な平林寺の境内には、かつての雑木林の面影がよく残されているので、昭和43年(1968)5月28日、「平林寺境内林」として国の天然記念物(平林寺境内を中心とする56ha)に指定された。
 この林は、日本の代表的な二次林であるコナラ・アカマツ・エゴノキ・クヌギ・クリ・イヌシデ・モウソウチクなどからなっている。
2005/04/17
2005/07/02

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