いらんいらんのき

学名  Cananga odorata
日本名  イランイランノキ
科名(日本名)  バンレイシ科
  日本語別名  
漢名  夷蘭・依蘭(イラン,yīlán)
科名(漢名)  蕃茘枝(バンレイシ,fānlìzhī)科
  漢語別名  依蘭香(イランコウ,yilanxiang)、香水樹、加掌楷
英名  Ylang-ylang
2006/05/03 薬用植物園 (温室)      

 イランイランノキ属 Cananga(依蘭 yīlán 屬)には、熱帯アジア・北オーストラリアに2種がある。

  C. brandisiana インドシナ産
  イランイランノキ C. odorata(夷蘭・依蘭)
    チャボイランイランノキ var. fruticosa(小依蘭・矮依蘭)
タイ原産
   
 バンレイシ科 Annonaceae(蕃茘枝 fānlìzhī 科)については、バンレイシ科を見よ。
 イランイランは、タガログ語で「花のなかの花」。
 学名 Cananga は、アンボン島の現地名から。
 東南アジア・オーストラリア北部の熱帯低地に分布。
 世界の各地で栽培、シンガポールでは街路樹として用いる。
 花を蒸留して精油(イランイラン油, ylang ylang oil)を採る。これは 高級調合香料の配合に重要な花香油であり、これから作るイランイラン香水は、19世紀後半からヨーロッパで 最高の香水として流行した。
 また ヤシ油・キンコウボクの花と混合してマカッサル油を作り、調理に用いる。

チャボイランイランノキ var. fruticosa   2023/12/02 神代植物公園 (温室) 

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