すずめのかたびら (雀帷子)
学名 |
Poa annua |
日本名 |
スズメノカタビラ |
科名(日本名) |
イネ科 |
日本語別名 |
ハナビグサ、ホコリグサ、ハグサ、カブログサ、ニラミグサ、イチゴツナギ |
漢名 |
早熟禾(ソウジュクカ, zăoshúhé) |
科名(漢名) |
禾本(カホン,hébĕn)科 |
漢語別名 |
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英名 |
Annual bluegrass, Annueal meadowgrass |
2021/03/03 小平市 |
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2006/03/08 学内 |
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2006/03/15 学内 |
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辨 |
日本在来のスズメノカタビラ(狭義)は、主に休耕期の水田に生育し、下部の節から発根する性質はなく、春先に一斉に開花して枯死する。稈は太くて径1mm以上になり、花序の枝には小刺針がまったくなく、外花穎の脈上や脈間に軟毛が多い。
ヨーロッパ産のツルスズメノカタビラ var. reptans は、稈の基部の節から発根しながら匍匐する。
しかし今日、日本の人里周辺に普通に見られるスズメノカタビラ(広義)は、多くのものはヨーロッパ産のものと区別できず、明治以降に帰化した系統と考えられる。ツルスズメノカタビラの節から発根する性質は、外来のスズメノカタビラが本来持っている性質である。ヨーロッパの図鑑では、両者を区別しないことが多い。(以上『日本の帰化植物(2003)』より要約)
スズメノカタビラ Poa annua
スズメノカタビラ var. annua(早熟禾)
ツルスズメノカタビラ var. reptans(爬地早熟禾)
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イチゴツナギ属 Poa(早熟禾 zăoshúhé 屬)については、イチゴツナギ属を見よ。 |
訓 |
和名は、小さな実のようすから。 |
説 |
ユーラシア原産、全世界に分布。日本でも全国に見られる。 |
誌 |
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