かわらまつば (河原松葉)

学名  Galium verum subsp. asiaticum var. asiaticum f. lacteum
 (G.verum var.lacteum, G.verum var.nikkoense, G.ruthenicum)
日本名  カワラマツバ
科名(日本名)  アカネ科
  日本語別名  
漢名  蓬子菜(ホウシサイ,péngzĭcài)、白花蓬子菜(ハクカホウシサイ, báihuā péngzĭcài)
科名(漢名)  茜草(センソウ,qiàncăo)科
  漢語別名  日光蓬子菜
英名  
2008/07/24 長野県蓼科山

2008/07/24 同上

カワラマツバ  f. nikkoense     2008/07/01 小石川植物園

 Galium verum は変化かに富み、次のような種内分類群がある。

 カワラマツバ Galium verum(蓬子菜)
  subsp. asiaticum(蓬子菜)
東アジア・極東ロシア産
    キバナカワラマツバ var. asiaticum(長葉蓬子菜)
      キバナカワラマツバ f. luteolum(G.verum var.asiaticum)
         果実は無毛 黄色品 北海道・本州・四国・九州・朝鮮に分布
         淡黄色品をウスギカワラマツバという
      カワラマツバ f. lacteum(G.verum var.nikkoense, G.verum var.asiaticum
         f.nikkoense, G.ruthenicum;白花蓬子菜)
果実は無毛 白色品 
    エゾノカワラマツバ var. trachycarpum(毛果蓬子菜)
         果実に密毛 黄色品 北海道・本州・シベリア・ヨーロッパに分布。
      チョウセンカワラマツバ f. album
果実に密毛 白色品
      シナノカワラマツバ f. shinanense
花冠は有毛 長野県産
      エゾノケカワラマツバ f. tomentosum(G.verum var.tomentosum;毛蓬子菜)
  subsp. glabrescens
小アジア・シリア・イラン産 
  subsp. hallaensis
朝鮮産
  subsp. meridionale
スペイン産 
  subsp. verum(G.luteum;蓬子菜) 華北・東北・西北・華東・湖北・西南から歐亞温帯・北アフリカに産
  subsp. wirtgenii
中&東歐・シベリア・モンゴリアに産 
  
 ヤエムグラ属 Galium(拉拉藤 lālāténg 屬)については、ヤエムグラ属を見よ。
 
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・河北・山東・東北・陝甘・寧夏に分布。
 埼玉県では絶滅危惧ⅠA類(CR)。
 中国ではGalium verum subsp. asiaticum の全草・根を薬用にする。 『全国中草葯匯編』上/877-878 
 ヨーロッパでは、根を赤色染料に、茎の搾り汁をチーズ製造に利用する。

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