ふなばらそう (舟腹草)

学名  Cynanchum atratum (Vincetoxicum atratum)
日本名  フナバラソウ
科名(日本名)  ガガイモ科
  日本語別名  ベンケイソウ
漢名  白薇(ハクビ,baiwei)
科名(漢名)  蘿藦(ラバ,luoma)科
  漢語別名  直立白薇、白前(ハクゼン,baiqian)、老君鬚(ロウクンシュ,laojunxu)、百蕩草(ヒャクトウソウ,baidangcao)、牛角風、老瓜瓢根、山煙根子、葞(ビ,mi)、春草
英名  
2007/06/06 京都府立植物園

 イケマ属(カモメヅル属) Cynanchum(鵝絨藤屬・牛皮消屬)については、イケマ属を見よ。
 ガガイモ科 ASCLEPIADACEAE(蘿藦科)には、ガガイモ科を見よ。
 和名は、果実の形から。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)に、白薇は「和名美奈之古久佐、一名久呂女久佐、一名阿末奈」、白前は「和名乃加々牟」と。
 源順『倭名類聚抄』(ca.934)に、白薇は「和名美那之古久佐、一云久呂久佐、一云阿末奈」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』9
(1806)白薇に、「フナバラ ロクヱンサウ テツホウサウ オホフナバラ マルバノフナバラ カキシホ阿州」と。なお、コフナバラというものはスズサイコ
 漢名は、「薇は細なり。其の根、細にして白し。『爾雅』を按ずるに、〈葞(ビ,mi)、春草なり〉と。薇と葞と、音 相い近し。則ち白薇、又た葞音の転なり」と(李時珍『本草綱目』)
 日本・朝鮮・中国(東北・河北・陝西・山東・江蘇・江西・福建・湖南・廣東・西南)に分布。
 埼玉県では絶滅危惧ⅠA類(CR)。
 中国では、フナバラソウ 及びシロバナオオカモメズル C.versicolor(變色白前・蔓白薇)の根を、白薇(白馬尾)と呼び 薬用にする。なお、地方により、
   ロクオンソウ(ヒゴビャクゼン) C. amplexicaule (合掌消)
   エゾノクサタチバナ C. inamoenum (大羊角瓢・竹靈消)
   スズサイコ C. paniculatum (徐長卿)
   C. forrestii (群虎草)
などを 白薇の代用にする。
『中薬志Ⅰ』pp.183-186 
 また、同属の植物のうち C. stauntonii (柳葉白前)及び C. glaucescens (白前・芫花葉白前)の根及び根茎を 白前(ハクゼン,baiqian,びゃくぜん)と呼び、またスズサイコ C. paniculatum (徐長卿)の根・全草を徐長卿(ジョチョウケイ,xuzhangqing)と呼び、それぞれ薬用にする。
 『花壇地錦抄』(1695)巻四・五「草花 春之部」に、「弁慶草 中末。花、黒紫色、小りん。葉ハかんひのごとし。本草ニハふなわらと有」と。

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