パチョリ

 学名  Pogostemon cablin 
 和名  パチョリ 
 科名(和)  シソ科 
  別名(和)  パチョリ 
 漢名  廣藿香(コウカクコウ,guănghuòxiāng) 
 科名(漢)  脣形(シンケイ,chúnxíng)科 
  別名(漢)  藿香(カクコウ,huòxiāng)、南藿香、天竺薄荷 
 英名  Patchouli 

2022/03/25 薬用植物園

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 ヒゲオシベ属 Pogostemon(刺蕊草 cìruĭcăo 屬)には、東&東南&南アジア・アフリカ・オーストラリアに約80-90種がある。
      incl. Dysophylla, Eusteralis

  オオネコノオ P. auricularius(Dysophylla auricularia,
         Eusteralis auricularia;水珍珠菜・蛇尾草・毛射草・牛觸臭)
         臺灣・福建・江西・兩廣・雲南・熱帯アジア産 『中国本草図録』Ⅸ/4324
  パチョリ P. cablin(廣藿香・天竺薄荷;E.patchouli)
         『中薬志Ⅲ』pp.257-262,『中国本草図録』Ⅵ/2811
  P. chinensis(長苞刺蕊草)
兩廣・雲南・アッサム産
  ヒゲオシベ P. formosanus(臺灣刺蕊草)
臺灣産
  ミズネコノオ P. stellatus(Dysophylla stellata, D.japonica, D.verticillata,
         Eusteralis stellata;水虎尾・邊氏水珍珠菜)
         
本州関東以西・四国・九州・琉球・臺灣・華東・廣東・湖南・雲南・熱帯アジア・濠洲産
  ミズトラノオ P. yatabeanus(Dysophylla yatabeana, Eusteralis yatabeana;水蠟燭)
         
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・極東ロシア・安徽・浙江・湖南・貴州産
   

 シソ科 Lamiaceae(脣形 chúnxíng 科)については、シソ科を見よ。  

 英名は、インドのタミル語から。 

 漢名藿香(カクコウ,huòxiāng)については、カワミドリの訓を見よ。 

 スリランカ・マラヤ・スマトラ・ジャワ・スラウェシ・ニューギニア・フィリピンに分布。
 臺灣・福建・兩廣・インドシナなどで栽培。(中国では19c.半ばから栽培)。 
 

 葉から精油をとり、香料とする。 

 中国ではカワミドリ及びパチョリの全草を藿香(カクコウ,huòxiāng)・廣藿香と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.257-262 『(修訂) 中葯志』IV/128-133  

 日本では、生薬カッコウ(藿香)は パチョリの地上部である(第十八改正日本薬局方)。 


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