きくにがな (菊苦菜) 

学名  Cichorium intybus
日本名  キクニガナ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  チコリー
漢名  菊苣(キクキョ,jújù)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  藍花菊苣
英名  Common chicory, Succory, Witloof chicory, Fench endive, Chicon
2008/04/17 薬用植物園 2008/05/22 同左
2008/07/21 薬用植物園

 キクニガナ属 Cichorium (菊苣 jújù 屬)には、歐洲・北アフリカ・エチオピア・西&中央アジア・ヒマラヤに6-7種がある。

  キクヂシャ(エンダイブ・ニガチシャ・メリケンサラダ) C. endiva
     (苦苣・栽培菊苣; E.Endive, Escarole; F.Endive)
     
恐らく地中海地方原産。古代エジプトで利用していた。A.D.1200までに北欧にひろがる。
  C. glandulosum(腺毛菊苣)
小アジア・イラン産
  
キクニガナ(チコリー) C. intybus(菊苣; E.Chicory; F.Chicorée)
     
歐洲・北アフリカ・西&中央アジア・ヒマラヤ産
   
 キク科 Asteraceae(菊 jú 科)の植物については、キク科を見よ。  
 フランス語でアンデイーヴ endive とは、軟白化したチコリーの若芽を言う。
 また、米国では 野菜としてのチコリーとエンダイブを区別せず、この二つの言葉を通用する傾向が強い。
 『大和本草』に、「紅毛萵苣{ヲランダチサ}」と。  
 属名は、ギリシア語の kichorion(畑の)からという。
 ヨーロッパ・北アフリカ・シベリアに分布する野生型から、ヨーロッパで栽培化された蔬菜。歴史は古く、ギリシア・ローマ時代から栽培した。
 日本には幕末明治初に入り、近年広く栽培する。
 軟白化した若芽を食用にし(青いものは苦い)、また乾燥した根をコーヒーの代用にする。
 
(エンダイブも同様に食用にするが、コーヒーの代用にはしない)。 

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