はなすげ (花菅)
学名 |
Anemarrhena asphodeloides |
日本名 |
ハナスゲ |
科名(日本名) |
キジカクシ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
知母(チボ,zhīmŭ, ちも) |
科名(漢名) |
天門冬(テンモンドウ,tiānméndōng)科 |
漢語別名 |
蒜辮子草、羊胡子根、地參、兔子油草、穿地龍、老娘脚後根 |
英名 |
Anemarrhena |
2007/06/20 薬用植物園 |
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花は夜ひらき、翌朝しぼむ。 |
2023/07/19
シミック八ヶ岳薬用植物園 |
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2007/08/07
薬用植物園 |
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辨 |
ハナスゲ属 Anemarrhena(知母 zhīmŭ 屬)は、1属1種。
ハナスゲ A. asphodeloides(知母)
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キジカクシ科(クサスギカズラ科) Asparagaceae(天門冬 tiānméndōng 科)については、キジカクシ科を見よ。 |
訓 |
漢名は、李時珍『本草綱目』知母の釈名に、「宿根の旁、初めて子根を生ずるに、狀は蚳蝱(チボウ,chíméng。つちあぶとあぶ)の狀の如し。故に之を蚳母(チボ,chímŭ)と謂う。訛りて知母(チボ,zhīmŭ)・蝭母(シボ,chímŭ)と為すなり」と。 |
『本草和名』知母に、「和名也末止古呂」と。
『倭名類聚抄』知母に、「和名夜万之」と。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』に、「知母 ヤマシ和名鈔 ハナスゲ カラススゲ カラスノスゝキ 今ハ通名」と。
岩崎灌園『本草圖譜』(1828)に、「知母(チモ) はなすげ」と。 |
説 |
遼寧・吉林・黑龍江・華北・山東・陝甘・モンゴリアに分布。
日本では試験栽培が行われている。 |
誌 |
根茎を知母(チボ,zhīmŭ, ちも)と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅰ』pp.268-271 『全国中草葯匯編』上/545-546
日本では、生薬チモ(知母)は ハナスゲの根茎である(第十八改正日本薬局方)。 |
また、中国では観賞に供する。 |
『古今集』巻10物名に「やまし」として、
ほととぎす 峯の雲にや まじりにし ありとはきけど みるよしもなき (平篤行)
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