おしろいばな (白粉花)
学名 |
Mirabilis jalapa |
日本名 |
オシロイバナ |
科名(日本名) |
オシロイバナ科 |
日本語別名 |
ユウゲショウ、オシロイ |
漢名 |
紫茉莉(シマツリ,zĭmòlì) |
科名(漢名) |
紫茉莉(シマツリ,zĭmòlì)科 |
漢語別名 |
草茉莉(ソウマツリ,căomòlì)、臙脂花(エンジカ,yānzhīhuā)、夕照花、素香 |
英名 |
Common four-o'clock, Marvel of Peru |
辨 |
オシロイバナ科 Nyctaginaceae(紫茉莉 zĭmòlì 科)には、主として世界の熱帯・亜熱帯に約27-30属 約300-355種がある。
ハテビジョザクラ属 Abronia(沙馬鞭無屬) 北米に約33種
ナハカノコソウ属 Boerhavia(黃細心屬) 世界の熱帯・亜熱帯に約50種
ベニカスミ B. diffusa(B.repens var.diffusa;黃細心・老來靑・沙參)
『全国中草葯匯編』下/228
タチナハカノコソウ B. erecta
ナハカノコソウ B. glabrata(黃心細・野甕菜) 小笠原・琉球・臺灣・東南アジア産
タイトウカノコソウ B. repens
イカダカズラ属 Bougainvillea(葉子花屬) 南アメリカに約18-20種
Commicarpus(黏腺果屬) 世界の熱帯・亜熱帯に約25-35種
オシロイバナ属 Mirabilis(紫茉莉屬)
incl. Oxybaphus
トゲカズラ属 Pisonia(避霜花屬) 熱帯・亜熱帯に約35-40種
トゲカズラ P. aculeata(腺果藤・腺果水冬瓜・齒托) 琉球・臺灣・海南島から世界の熱帯に産
トゲミウドノキ P. grandis(Ceodes grandis;抗風桐・無刺藤)
小笠原・臺灣・太平洋諸島・マダガスカル産
オオクサボク(ウドノキ) P. umbellifera(P.nishimurae, Ceodes umbellifera;
膠果木・傘花腺果藤) 小笠原・琉球・臺灣・海南島・東南アジア・濠洲東部産
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オシロイバナ属 Mirabilis(紫茉莉 zĭmòlì 屬)には、南北アメリカに約45-60種がある。
M. himalaica(Oxybaphus himalaicus;喜馬拉雅紫茉莉) 陝甘・西南・ヒマラヤ産
オシロイバナ M. jalapa(紫茉莉・臙脂花)『中国本草図録』Ⅰ/0047
ナガバナオシロイバナ M. longiflora
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訓 |
和名オシロイバナは、胚乳が白粉状を示すことから。ユウゲショウは、夕方に花開くことから、英名の four-o'clock も同。 |
『大和本草』に、「白粉花(オシロイハナ)」と。 |
説 |
熱帯アメリカ・メキシコ原産。広く世界の熱帯・温帯に帰化。
日本には、一説に1600年頃、一説に宝永(1704-1711)年間に渡来。暖地では野生化。 |
誌 |
胚乳の白粉で子どもはおしろい遊びをするが、江戸時代には実際におしろいの代用品として用いられたことがあるという。 |
中国では、根・全草を薬用にする。『全國中草藥匯編』上/166,841 |
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