ゆずりは (譲葉) 

学名  Daphniphyllum macropodum
日本名  ユズリハ
科名(日本名)  ユズリハ科
  日本語別名  
漢名  交讓木(コウジョウボク,jiaorangmu)
科名(漢名)  交讓木科
  漢語別名  
英名  Daphniphyllum
2006/02/19 薬用植物園
2008/04/05 明治薬科大学薬草園
2009/04/30 薬用植物園
2006/05/06 薬用植物園
2006/08/12 同上
2006/11/26 同上

 ユズリハ科 Daphniphyllaceae(交讓木科)は、次の1属のみ。
 ユズリハ属 Daphniphyllum(交讓木屬)には、次のようなものがある。
   D. calycinum(牛耳楓・南嶺虎皮楠・老虎耳)
 『中国本草図録』Ⅳ/1727
   D. glaucescens(虎皮楠)
   ユズリハ D. macropodum(交讓木・虎皮楠・畫眉珠)
     エゾユズリハ var. humile
   D. membranaceum(膜葉交讓木)
   D. paxianum(海南虎皮楠)
   ヒメユズリハ
(オキナワヒメユズリハ) D. teijmannii(D.glaucescens var.oldhamii) 
 和名は、初夏に出る新葉が 二年後の秋まで残って 互いに重なり合う様子を、子が育ってから親が譲ることに擬えて。漢名も略々同。
 本州中南部・朝鮮・中国・台湾に分布。
 中国では、種子・葉を薬用にする。
 日本では、縁起物として正月に飾る。

 『万葉集』に、

   古に 恋ふる鳥かも 弓弦葉
(ゆづるは)の 御井(みい)の上より 鳴き渡り行く
     
(弓削皇子,2/111)
   あ
(何)ども(思)えか あじくまやま(山)の ゆづるはの
     ふふ
(含)まるとき(時)に かぜ(風)(吹)かずかも (14/2572,読人知らず)

 清少納言『枕草子』第40段「花の木ならぬは」に、「ゆづり葉の、いみじうふさやかにつやめき、茎はいとあかくきらきらしく見えたるこそ、あやしけれどをかし。なべての月にはみ(見)えぬ物の、しはす(師走)のつごもりのみ時めきて、な(亡)き人のくひもの〔十二月晦日に亡魂を祭る〕にし(敷)く物にやとあはれなるに、また、よはひをの(延)ぶるはがため(歯固め)〔新年に長寿を祈り餅・猪肉・押鮎などを食う〕のぐ(具)にももてつかひためるは。いかなる世にか、「紅葉せん世や」といひたる〔「旅人に 宿かすが野の ゆづる葉の 紅葉せむ世や 君を忘れむ」古今六帖拾遺〕もたのもし」と。
 
 『花壇地錦抄』(1695)巻三「冬木之分」に、「ゆつりは 正月かさりにつかふゆつり葉也。葉のぢく、赤と青ノ二色有。秋、黒キ実をむすぶ」と。
 
   ゆづり葉のもとにひとむらの雪きえのこり七面鳥は寝にゆきにけり
     
(1914,斎藤茂吉『あらたま』)
 

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