しくんし (使君子)
学名 |
Quisqualis indica (Combretum indicum) |
日本名 |
シクンシ |
科名(日本名) |
シクンシ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
使君子(シクンシ,shĭjūnzĭ) |
科名(漢名) |
使君子(シクンシ,shĭjūnzĭ)科 |
漢語別名 |
留求子(リュウキュウシ,liuqiuzi) |
英名 |
Rangoon creeper |
辨 |
茎葉が無毛のものをインドシクンシ var. indica、シクンシを var. villosa として区別することがある。 |
シクンシ科 Combretaceae(使君子 shĭjūnzĭ 科)には、世界の熱帯・亜熱帯に約14-18属 約500-600種がある。
Combretum(風車子屬) 世界の熱帯に産。Quisqualis を包摂することがある
C. alfredii(風車子・使君子藤)
C. grandiflorum
ヨツバネカズラ C. tetralophum(C.indicum シクンシ)
ヒルギモドキ属 Lumnitzera(欖李屬) 旧世界の熱帯に2種
アカバナヒルギモドキ L. littorea(紅欖李)
海南島・マレーシア・ポリネシア・熱帯アフリカ産
ヒルギモドキ L. racemosa(欖李・濱疤梨・白欖)
琉球・臺灣・兩廣・マレーシア・ポリネシア・熱帯アフリカ・マダガスカル産
シクンシ属 Quisqualis(使君子 shǐjūnzǐ 屬) Combretum に包摂されることがある
Q. conferta(Q.caudata;小花使君子) 雲南産
シクンシ Q. indica(Q.indica var.villosa, Combretum indicum;
使君子・留求子)
モモタマナ属 Terminalia(欖仁樹屬) 約190-250種
セイタカミロバラン T. bellirica(毘黎勒 pílílè・毛訶子)
雲南・インドシナ・インドネシア・インド産
モモタマナ(コバテイシ) T. catappa(欖仁樹・山枇杷・枇杷樹)
琉球・小笠原・臺灣・廣東・雲南・南&東南アジア・太平洋諸島に産
『週刊朝日百科 植物の世界』4-187
ミロバランノキ(カリロク・ハリラ) T. chebula(訶子・訶黎勒 hēlílè;
E.Myrobalan) 雲南・インド・ビルマ原産 中国には唐代に入る
果実を薬用 『中薬志Ⅱ』pp.406-409
var.gangetica(恒河訶子)
T. franchetii(滇欖仁・毛葉欖仁) 四川・雲南産
コバノコバテイシ T. mantaly
カイナンモモタマナ T. nigrovenulosa(T.hainanensis)
テリハモモタマナ T. nitens 琉球・フィリピン産
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訓 |
漢名は、「俗に傳えらく、潘州郭使君、小兒を療すに、多く是れ此の物を獨用す。後に醫家、因りて號して使君子と爲すなり」と(本草綱目)。 |
説 |
臺灣・福建・江西・湖南・兩廣・四川・雲南・フィリピン・ビルマ・ニューギニア・インド・アフリカの熱帯に分布。
日本には江戸時代に入り、薬用・観賞用に栽培。石垣島・西表島では野生化。 |
誌 |
中国では、根・葉・果実・種仁を薬用にする。『中薬志Ⅱ』pp.178-179 |
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